光学素子

アルテクナ社(Altechna) 波長板

Altechna
waveplate

概要

Atechnaの波長板は品質に対するコストパフォーマンスが非常に高く、単一波長板、大口径波長板、広帯域波長板、高耐力波長板、2波長波長板及び中赤外波長板がございます。

詳しくはAltechnaの 特設サイト を御覧ください。

用途

  • 産業用途

製品特長

Altechnaでは、UV,VIS,NIR,IR(240~9000 nmの任意の波長)用0次(ZO),低次(LO)のλ/2板やλ/4板をご用意しております。

波長板は、複屈折物質で作られます。複屈折物質中の異常光線と常光線の速度は、屈折率に反比例します。この速度の違いにより、位相差が生じます。ある波長における位相差は、波長板の厚さに依存します。

 

λ/2板

水晶λ/2板に入射した直線偏光は、水晶の光軸と偏光面のなす角の2倍だけ回転して出射します。そのため、λ/2板は、連続的に調整可能な偏光ローテータとして使われます。電子光学モジュールでは、薄膜ポラライザや偏光キューブ,その他偏光面を回転させる素子と一緒に用いて、可変ビームスプリッタとして使われています。

 

λ/4板-薄膜補償板

入射した直線偏光の電場ベクトルとλ/4板の主面とが45°をなす時、出射光は円偏光となります。光がミラーで反射されλ/4板を2回通ると、λ/2板同様、偏光面がある角度だけ回転します。λ/4板は、直線偏光から円偏光もしくは円偏光から直線偏光を作りたい時やエリプソメトリ,光ポンピング,不要な反射の抑制,光アイソレータなどで使われています。

  

特徴

・240~9000 nmの波長域で任意の波長板を製造可能

・高エネルギーアプリケーションには、エアスペースZO波長板

・多くの波長に対応したものを在庫しています

・御要望により特注品も製造可能

詳しくはAltechnaの 特設サイト を御覧ください。

製品仕様

単一波長板
材質: Quartz                         
直径公差: +0/-0.2 mm
厚さ公差: ±0.2 mm
表面品質: 20-10 S-D
透過波面歪み: <λ/10 @ 632.8 nm
位相遅延公差: λ/300 @ 20 °C
平行度誤差: <3 arcsec
コーティング: 両面AR (R<0.2 %) 
レーザー耐力 >10 J/cm2 for 10 ns pulses @ 1064 nm

広帯域波長板
直径公差  +0/-0.1 mm
厚さ公差  ±0.1 mm
有効径  >90 %
表面品質  20-10 S-D
平面度  <λ/8 @632.8 nm
面取り  <0.25 mm×45°
測定反射率 R>99 % @AOI=0°,R(s+p)/2>99 % @AOI=45°

高耐力波長板
硝材:  水晶またはMgF2
直径公差:  +0/-0.2 mm
厚さ公差:  ±0.2 mm
表面品質:  20-10 S-D透過波面歪み: <λ/10 @632.8 nm
位相遅延公差:  λ/300 @20 ℃
許容角:11.37°
平行度誤差:<3秒
コーティング:各面AR(R<0.2 %)

中赤外波長板
直径公差:   +0/-0.2 mm
有効径:    >10 mm
表面品質:   60-40 S-D
透過波面歪み: <λ/4 @632.8 nm
位相遅延公差: λ/100 @20℃
平行度誤差:  <3秒
マウント:   φ25.4 mm アルミニウムマウント
コーティング: 各面AR
マウント:   φ25.4×6 mm 黒アルマイト金属マウント

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